ウォードの黄花と茎葉で染めてみる
ウォードの黄花と茎葉で染めてみる
ウォードは二年草ですから、種を蒔くと、
二年目の春に花芽が立ち上がります。
いま、見事に鮮やかな黄色の花を咲かせています。
このままほっておくと、ほとんどすべて種となり、
コボレ種でも発芽して、一面がウォードだらけとなってしまう。
葉だけで青汁を作って染めると、タデ藍と同じように
きれいな水色が染まります。
タデ藍と同じで、湿度やお天気、被染物の素材によっても
発色が微妙に変化します。
どちらかというと、青の色素は少ない。
藍色を染めるのなら、インド藍かタデ藍のほうが
しっかりと濃い色素が抽出できますね。
藍染めとしてインド藍に押されてしまったのも
納得いきます。
今まで葉を煮染めしたことはあるけど、
花を利用したことがありませんでした。
今回は、花だけで染めてみようと思ったのですが、
茎葉花ごと使ってみました。
思いっきりよく茎から刈り取るが、大株となっているため、
4株も刈り取ったら、抱えきれないくらいとなってしまいました。
ハサミでカットして鍋に入れ、
染液をとって、煮染め後、放冷染めとし、
少ない分量の紬糸でしたが、2日かけて染め上げました。
タデ藍の茎葉の煮染めもその月日によっても、
色素の含有量が変化していくので、染めあがり
がかなり変化するのですが、ウォードも然り。