特殊染め講習
特殊染め講習について
多くの草木染めの工程は同じですが、一部の植物染料に関しては、染料の抽出方法が違い、また染め方も違います。
現在は、染色材料店にて簡単に扱うことができる助剤が多く販売され、あまり経験のない人や初めての人でも簡単に染めることができるようになっています。
染料植物、草木染の本なども多く販売されており、初心者が楽しむ分には簡単に染めることができます。
草木染めは奥が深いといわれるのは、多くの染料植物が存在するからではありません。 この地球上には、まだまだ一度も試すことがない多くの植物もあり、それらすべてを試した人もおらず、これからも出てくることは決してないでしょう。
染料植物の色素を抽出し、各媒染剤を利用することによって発色が違うため、多くの色を試すこともできます。
しかし、一つの染料植物を染めるにしても、抽出方法によっても、染め方によっても、また、多くの媒染剤を利用しなくても色の幅は出せるのです。 染めるにしても適した季節もありますし、同じように染めても発色の微妙な違いも生じることもあります。
ここでは、紅花染め、紫根染め、柿渋染め、炭染めなどの一部の特殊染に関しての特殊染め講習を行っております。 緑染めに関しては、染め材を伐採してしまったためにここでは行う予定はありません。
本日、緑染めの指導依頼がありましたので、植物を入手した、あるいは、入手可能な人に限って緑染めの指導を行います。