藍の育て方・栽培方法
藍の育て方・栽培方法
藍の種まきと育て方
広い畑がある場合は別ですが、染色を楽しんでおられる方が植物を育てる手近な場所として、マンションのベランダや家の庭をあげることができます。
コンクリートの壁で囲まれた狭い空間はもっとも過酷な環境条件で、実際にそこで植物を育てるにはいくらかの工夫をしなければなりません。 もし、近くにエアコンの室外機が置いておれば、植物に直接風が当たらないように熱風を遮断する必要があります。
日照に関しては、午前中の2~3時間もあたれば十分育ちます。もともと大変丈夫な草ですので、何ら心配することはありません。
プランターの場合は、用土なども販売されているので、市販のものを利用できるでしょう。庭で栽培する場合は、土を良く耕して腐葉土や元肥を入れておきます。 土は、前もって作っておき、トロ箱に入れておきます。
3月彼岸頃、藍の種蒔きをする
標準地では3月上旬から彼岸の頃を目安とし、種蒔します。
種は、筋蒔きか点蒔きして軽く覆土します。
発芽までは土の表面が乾かないように注意します。
暑さ寒さも彼岸までとは申しますが、まだまだ寒暖の差が激しく、関東圏内であっても4月に入ってからの種蒔きでも遅くはありません。返って、そのほうが安全かもしれません。
ビニールハウスがある方は、3月彼岸蒔きでも良いでしょう。
藍の芽だし
4月初旬にはもう芽が出そろいはじめます。
本葉2枚頃の藍の苗です。
本葉5~6枚の藍の苗
かなり密集していますが・・・
本葉5~6枚なる頃合いの藍の苗です。
もうそろそろ畑やプランターに移植します。
5月のゴールデンウィーク前後を目安にすると良いですね。
移植後の藍の苗
- 畝を作った畑への移植後の藍の苗
移植した藍の苗間に米ぬかを一握りずつおいてあります。
- ポットに移植後の藍の苗
ポットに藍の苗を1本ずつ定植します。
移植後の藍の生長具合
天候が良ければ、もともと藍は草ですから、どんどん大きくなっていきます。すでに分岐しておりとても元気です。
これから草が結構出てきますので、まめに草取りをします。
風通しにも注意し、畝寄せや追肥も時々与え、土が乾いたら水をたっぷりと与えます。
夕方、株もとにたっぷりお水を与えていると、ポット苗もどんどん葉っぱが大きくなってきます。
あまり長くポット植えのままだと、根が回ってそこから出てきます。
6月上旬 藍の生長 約50~60㎝丈
6月上旬ころには、約50~60cmくらいの丈に育っています。
もう藍の茎葉を刈り取って、生葉染めを楽しむことができます。
2012年度は6月8日に刈り取って、藍の生葉染めで絹や綿などの濃い染めなどもやりました。
藍の茎葉を刈り取る節の位置によっては、早くたくさん分岐させることができます。
ですから、あっという間に分岐した葉が大きくなってきます。
7月の藍の生長
通常は、7月に入って晴天が続く日を選び、一番刈りをします。
地際から5~10cm位のところで刈り取り、生葉染に利用したり、乾燥させて干し葉を作ります。
刈り取った後はお礼肥として、有機肥料か固形油粕を与えると、またどんどん生育します。 さらに、草丈が50cm以上になったら二番刈りをします。その後は、同じように世話をします。
うまくいくと、三番刈りまでできる時もあります。
この時期に生葉染めで余った茎は、煮染めに利用したり、また、挿し木をしても良いでしょう。
分岐して生長がよいため風通しが悪くなっていますが、アブラムシもつかずにとても元気です。
刈り取ったあとお礼肥を与えてお水をたっぷりあげると、またこのようにどんどん勢いよく生長してきます。
炎天下で少ししなっていますから、夕方たっぷりお水をあげました。
藍の花芽が立ち上がる
場合によって8月のお盆を過ぎる頃、冷涼な風が吹いていたりすると、このように花芽が立ち上がってきます。
あるいは、9月初旬ころまで、生長した葉先を刈り取って利用していると、花芽の立ち上がりは遅くなりますから、利用できるだけ利用するほうが良いと思います。
花が咲き切るまでは、染められるのでこのまま刈り取って染めます。
このころでもエキスは抽出できるので、いろいろ利用するとよいでしょう。
このように花が咲き始めてくると、葉っぱの形が変化してくるのがわかるでしょうか。 葉先が尖ってきます。それでも、まったく色素がなくなったわけでもありません。
満開の藍の花
もう下のほうから種を持っていますので、鳥に食べられないうちに少しずつ種の採集をします。
藍の茎葉の刈り取りをいつまで利用するかで、花が咲く時期をずらすことができます。 近年、ぎりぎりまで茎葉を利用することが多いため、藍の種を採集するのは晩秋となっています。
藍の育て方・栽培Q&A
藍の種をまく際のことや藍の育て方で不明の点があれば、過去の質問・相談から多くある事柄に関して記しますので参考にしてくださいね。また、このサイトに付属したブログにで藍の生長記録を記していますから、ブログのほうも参考にしていただければ幸いです。
藍の種を蒔く土はどんな土でもいいのですか?
畑がある場合は、畑の土をそのまま使用しても芽出しまでは大丈夫です。
できれば、畑の土に籾殻燻炭、草木灰、赤玉、腐葉土、有機肥料少々混ぜ込んで作っておくといいですね。
あるいは、トロ箱などに培養土を購入して利用してください。
藍を栽培するための土作りは?
畑を利用して藍の苗を栽培する場合は、土をよく耕し、籾殻燻炭や草木灰、有機肥料を鋤き込んでおくといいと思います。
そして、畝つくりをします。 畝幅は少なくても30㎝は欲しいところです。 できた土で藍を栽培するとかなり大株になります。
1株で分岐しながら直径70~80㎝幅ほどにも大きく生長します。
藍の種を蒔いたけど…発芽しない?
5月の連休も過ぎてから、藍の種が発芽しない!
とのご連絡があります。
私が差し上げた種でしょうか?
どうやらどなたかほかの人に藍の種をいただいたようです。
種をいただいた季節をお伺いすると、どうやら古い種だったようです。
5年前の種を蒔いた! 10年前の種を取ってあります!
とお電話があったこともあります。
藍の種は毎年更新しなくてはなりません。
冷蔵庫で保存すると、発芽率はかなり落ちますが、
芽が出ないわけではありませんが確率は低いです。
藍の種が欲しい場合は、毎年晩秋遅くに採集し乾燥させた種を
翌年の3月に合わせて種蒔きができるように差し上げています。
ただし、わたくしも多忙のため、申し込み期限を12月末と
設けさせていただいている次第です。
いまだに藍の種をくださいとの封書が届きますが、
種をすべて使い切った後では差し上げることはできないのです。
特に今年はいろいろ検証しています。
それにあまり遅くに藍の種を蒔くと、気温が高いため
早くに生長し花が咲ききる場合があります。
それぞれの地域特性もありますが、
藍の種を蒔くには適期があるということです。
藍の天敵・アブラムシ対策
もうそろそろ藍の苗も定植したと思います。
まだ、藍の天敵・アブラムシも発生はしないけど、
梅雨時には大量発生する場合があるから十分気をつけたいですね。
なるべくなら、藍の株間を開けて定植しましょう。
もし、アブラムシを発見したら、テントウムシさんを探して、
アブラムシがいる茎や葉っぱの上に載せてあげてください。
テントウムシさんは、アブラムシ君が大好物です。
テントウムシの習性として、夜はねぐらに帰ります。
そのテントウムシのねぐらは木の古株などの穴ぐらですが、
テントウムシは仲間ともに集団生活をしています。
「大好物のアブラムシを発見したよ!明日みんなで食べに行こうよ」
と言って、仲間を引き連れてあなたの藍畑のアブラムシを退治してくれます。
テントウムシなんか見つからなかったという場合は、
牛乳を薄めて噴霧器でアブラムシがついている藍の茎葉に吹きかけてください。
牛乳のたんぱくの膜がアブラムシの呼吸を止め窒息死させます。
その後は雨が降ったり、風が吹いたりするので、こびりついた
アブラムシの死骸を取り除かなくても大丈夫です。
藍の葉っぱを食べちゃうヨトウムシ退治
藍の葉っぱが大きくなる頃、葉っぱの筋だけが残っている場合があります。
犯人候補はいくつかが考えられますが、まずはヨトウムシを疑います。
夜な夜な出没し、日中は土の中に隠れていますから、
割りばしなどで藍の株もとあたりを掘り返してヨトウムシを見つけてみましょう。
そして、そのヨトウムシをつぶして退治します。
畑などで大量にヨトウムシが発生したと考えられる場合は、
藍の株もとあたり、また、藍の葉っぱの下あたりにも米ぬか
を振り掛けておきます。
普段は生のおいしい葉っぱを食べているヨトウムシは、生の米ぬかも食べちゃいます。
でもどういうわけか米ぬかを食べたヨトウムシは、下痢を起こします。
下痢を起こしたヨトウムシは、脱水状態のままフニャフニャになって
翌日葉っぱの上あたりで死骸となって発見されるでしょう。
これは、毛が針のように出ている毛虫にも言えることですから、
毛虫退治にも米ぬかを大いに利用しましょう。
近隣に無人の精米機がある人は、無料で手に入れられます。
バッタも藍の葉っぱが大好物
おんぶバッタや他のバッタも藍の葉っぱが大好物のようです。
バッタの食害は田舎だけかと思ったら、昨年は世田谷のマンション
の庭でも発生したようですから、侮れないバッタくんです。
このバッタに限っては、見つけたら捕まえて処分しなくてはいけません。
バッタも出てくるなら、ほかにもクモやカマキリなども出てくるかもしれませんね。
自然界では共生する生き物や天敵が必ず現れますが、ある程度藍を栽培
している土ができていれば藍も天敵に耐えうる力があります。
でもバッタを見つけたら、「あら、かわいい!」ではなく、
なるべく取り除いて虫かごにでも入れてしまいましょう。
センチュウ除けにはマリーゴールドの混植
庭で藍を栽培する場合でセンチュウ対策には、マリーゴールドを植えましょう。
メキシコ原産のマリーゴールドを一株でも植えておけば、コボレ種でいくらでも増えます。
マリーゴールドにちょっと触れただけでも、なんだか薬臭いと思いませんか?
もちろん、マリーゴールド植物染料としてもよく染まり堅牢度もいいですよ。
根切り虫は土を掘り返して発見し処分する
藍がある程度大きくなったのにいきなり茎葉が
しおれたり、藍の株が倒れている場合があります。
そういう場合は、藍の株もとの土の中に根切り虫が
潜んでいる可能性があります。
株もとを少し掘り返して根切り虫を発見して潰して処分しましょう。
ほったらかしにするとほかの藍の株もやられてしまいます。
藍の苗が届いたら
藍の苗をご予約注文した場合、小さな藍の苗を発送するのは、
大体4月半ばごろからとなります。
連休に入るころは、急激に藍の苗も大きく生長します。
風雨にさらされて、まっすぐに伸びている苗もありますが、
曲がってしまう藍の苗もあります。
それでも、藍の苗は、為すがまま、されるがままにしておきます。
ですから、お届けする期日により、曲がった藍の苗が届いてしまいます。
ですが、庭や畑で栽培する際にはそのほうが都合がいい理由があります。
なるべくなら藍の株は大きく立派に生長したほうが、葉の収穫量が増えます。
藍はどちらかというと、おもに葉を利用するからです。
曲がった藍の茎をよくご覧ください。
定植した際には、畝の土部分に触れるはずです。
定植後、数日間は絶対に水を切らさないようにしてください。
堆肥を鋤きこんだ土から栄養分を吸収し、
藍はどんどん大きく生長してきます。
すると、土に触れている藍の茎の節部分から、
芽も立ち上がるし、発根もしてきます。
大きく生長しながら、それらを繰り返し、藍の茎葉を利用
できる頃には、小さな藍の苗は、約60㎝四方にも広がり、
背丈も70㎝以上にも立派に生長します。
野良ネコがポット定植した苗をひっくり返したり、
畑に定植した畝を崩して苗を傷めたりします。
そのたびに藍の苗の手入れをしなければなりません。
畝に定植した藍の苗の場合は、土寄せをするだけですが、
ポット植えの苗を傷めた場合で酷いときは、気が付いた
ときにはしなっとしていることもあります。
ですが、根が出ている苗をそのまま水に浸けて、水揚げをします。
すると、朝気がつけば夕方には、夕方気がつけば翌朝には、藍の苗は見事に復活しています。
今回は藍の茎を折ってしまったと想定して、
茎の根際からはさみを入れて切ってみました。
それを水差しして、発根させます。
今回は縁側に転がっていたペットボトルを
半分にカットして藍の茎をさしてみました。
2日後、見事に藍の根から発根しています。
まだ1㎝ほどですから、わかりにくいかもしれませんが、
後数日水に差してい置いて、ポットに定植します。
さらに畑などに定植します。
小さな藍の苗は、日が経つにつれて少しずつ大きく生長します。
ポットが小さいため、間延びしてしまいますので、
これらはさらに大きなポットに定植しなおさなければなりません。
そして、風雨にさらられて、藍の茎が曲がってしまいます。
ですが、株元をご覧ください。
株元から、新たな芽が出ているのがお判りでしょうか。
さらに、曲がった節部分から、新たな芽が立ち上がっています。
ですから、お届けした時期により、小さな藍の苗と
称してお届けしたものは、大きく生長しているということです。
同時期に小さなポットに定植し、それらを繰り返した
大きな苗は、この通り大きくなっています。
小さなポットのままだと、特に風雨により曲がりやすくなってしまうのです。
ですから、そのまま藍の苗を定植し、さらに様子を見ながら、
場合によっては土寄せをしてください。
もちろん、藍は水分を必要としますし、追肥もしてあげてくださいね。
それと、温室育ちの藍の苗ではなく、自然栽培ですから
時々藍の葉っぱにぽつんと穴が開いているのが出てきますが、
5月に入ると、虫たちが活発に活動します。
特に、虫たちは満月にかけて交尾をし、
1~2日後くらいに卵を産み落とします。
定植した藍の苗の生長に伴い、または、朝方の寒気に中った下葉などは、
霜が当たったかのように赤みを帯び、いずれ、枯れてしまいます。
その分、どんどん上へ上へと伸びながら、横へ横へも広がります。
その際、下の葉には陽があたりにくく、最初のころのたとえ小さな葉
にも藍の色素があったのですが、茶色の色素が多くなり、枯れてしまいます。
また、雨が降り出すころには、ハダニやアブラムシも活動を始めますが、
小さな藍の葉裏についた場合は、軍手などでこすり落とせば大丈夫です。
梅雨時の対処法は、別項にも記していますが、
牛乳や豆乳などを吹き付ければ対処できます。
藍の苗の栽培で何か不明な点や緊急の対処法などは、
メールあるいは電話でご相談してください。
直播き苗の定植と注意点
一般的に藍の種を蒔くのは、3月の彼岸前後頃で、
ハウス栽培の場合は、2月頃に種蒔きをします。
私の場合は、3月の彼岸ころに種を蒔き、その後期間
を開けながらさらに種蒔きをします。
本葉が出始めたころ小さなポットに定植し、根が回り、
茎葉がしっかりとすると、ご予約を頂いていた場合は、
関東圏から西方面へ4月下旬に藍の苗を発送します。
北方面は気温が少し上がってからにしています。
5月連休明けとなると、藍の苗は大きくなってしまい
小さな苗ではなくなってしまいます。
今回は、5月の連休明けの週末後に種を蒔いた苗を定植します。
気温が高くなっているので発芽までの期間も早く、
生育も春先よりもずっと早いです。
しかし、少しずつ気温が上がっていく場合は、
茎も太くずんぐりとした苗ですが、今の時期
だと茎が気持ち細く華奢に見えます。
ポットに定植する場合
定植できるようになったトロ箱の藍の苗
割りばしなどを利用して、なるべく根を傷めないように
端からひと塊、掘り上げます。
藍の苗を1本ずつほぐしながらそっと引き離します。
小さな苗を7.5cmポットに定植します。
藍の苗をそっと引き離していると、まだとても小さくひ弱な苗もあるため、
そういう場合は、2本一緒にポットに定植します。
(3月蒔きの苗の場合は、また苗床に戻して、
少し大きくなってから定植しています。)
今日の日中の気温は27℃を超えているため、本当は夕方少し涼しく
なってから定植したかったのですが、最悪の条件のもとでの定植を試みました。
つまり、昼食後すぐ定植しました。
水揚げが十分なされるまでは、苗がしなっとしています。
根も切れたり、傷んでいますが、水差しすると翌日には発根するほど藍は丈夫です。
藍の挿し木や水差しなどの様子も参考にしてください。
夕方には、藍の苗が少し立ち上がってきています。
まあ、これで大丈夫だと思う。
翌朝、昨日ポットに定植した苗も立派に立ち上がっていますから、
あとは土が乾いたらたっぷりとお水を与えます。
定植した苗を比較してみました。
左が昨日定植した苗で真ん中が一昨日定植した苗、
一番右端のは、定植後約1週間の苗です。
水を与えていると、ポットの土の中では
藍の根がどんどん伸びて回ってきます。
一番右端の苗のようになれば、
後はどんどん藍は生長し大きくなります。
藍の苗は生長に合わせてポットのサイズを変えて、
定植しなおし、中苗、大苗となります。
その大苗をそのままにしておくと、苗ではなく、
藍の株となりポットのサイズが小さすぎてしまいます。
ですから、小さな苗をもっと大きな鉢や
プランター、庭や畑に定植します。
庭や畑に定植する場合
藍の小さな苗を1本ないしは数本単位で庭や畑に定植し、
株元にたっぷりとお水を与えます。
少し、しなっとした感じになりますが、
お水をたっぷりと与えれば大丈夫です。
翌日、庭や畑に定植した小さな苗もしっかり水揚げされたようです。
株間が開いていたため、定植した小さな苗
庭の開いているところに所構わず定植した藍の苗(無肥料・無耕転・水のみ)
イチゴやニラの隙間に1~数本ずつ定植
柿の木の下(日蔭)
日陰の水場近辺
まったくの無肥料の場所の藍には、藍の苗が完全に定着した後、
肥料を株元から10㎝ほど離れたところに土の上に乗せるように少し置きます。
さらに、1週間後、今後はもう少し株元から離れたところに
追肥を少し置きます。栄養分を求めて根が張るようにするためです。
そのあとは、2週間おきに追肥をします。
梅雨時までは、水枯れしないように株元にたっぷりお水を与えます。
さらに、気をつけなければならないことは、真夏の水枯れです。
雨の日は別にして、夕方に株元にたっぷりお水を与えると、
藍はどんどん大きく生長します。
鉢やプランター栽培の場合は、お水を与えていると、
肥料分は鉢底から流れてしまいます。
追肥を与える時は、少しずつ、回数を
多くしたほうがいいかもしれませんね。
庭や畑の場合は、栄養分を求めて根が張りますから、
心配はいりません。
一度に大量に肥料を与えると、肥料負けすることがありますから、
少量を交代で四方に追肥するようにしてください。
藍の栽培・育て方を参考に立派な藍に育ててくださいね。
直播き苗を定植する場合は、なるべくなら朝のうちか
夕方近くに定植したほうがいいです。
たくさんありますから、一度に定植しようとせずに、
数回にわたって定植してもいいと思います。
藍の茎を挿し木する場合
今の時期はすでに藍の刈り取りをしていますが、
生葉染めなどする際、刈り取った藍の茎から葉っぱだけを取り、
茎の頂点の小さな葉っぱだけを残します。
その茎を水に差しておくと・・・
茎の節部分から発根してきます。
これを1本ずつ定植しても、あまり大きな株にはならないので、
3~5本くらいずつ束ねて定植します。
水だけは切らさないようにして、3日ほどしたら、
少し離れたところに少しずつ追肥をします。
最初のころは1週間に1度くらいの少量の追肥、
葉っぱがだんだん大きくなって、茎も伸びてきたら、
2週間に1度くらいの割合で追肥をしてください。
水と追肥をマメに行えば、一抱えの株くらいにはなります。