草木染めは工程を丁寧にする
草木染めは工程を丁寧にする
日曜日に遠方よりの受講者さんに
綿の草木染めの工程を丁寧にしていただきました。
2枚の綿布の前処理は、それぞれ違う処理をしてあります。
綿は染まりにくいため、染める染材、求める色によっては
他にも前処理をしなければなりません。
これらの処理をいかに丁寧に処置するかで、
仕上がりも違うというものです。
確かに面倒くさい工程ですよね。
でもしっかりと丁寧にすることによって、
色が落ちたり、はげたり、ムラになったりすることは
確率的に断然低くなります。
まだ気温が高くないため、不慣れな人でも何とか1日持ちますが、
夏の暑い盛りですと、まず、体力的に持たない人がいます。
30分もしないうちにダウンしてしまう人もいるんですよね。
普段いかに体を動かしていないかってことがわかります。
好きなことをするためには、まずは健康が一番重要です。
男性の場合は、体力もあるし、まずは、大変熱心です。
明確な目的があるからですが、ゆったりと過ぎ行く時を
飽きもせず、丁寧にこなしていただきました。
もう夕方ですし曇っていたので、写真の色だと
分かりにくいのですが、歴然とした差が出ています。
しかも、先染めの段階と後染めの段階で
色素の吸収を目の当たりに体感したわけです。
こればかりは検証しながら
体験していただかないとわからないところです。