藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

タイセイの花が咲き始める

タイセイの花が咲き始める

Tag: タイセイ ウォード 黄色の花

アブラナ科のウォード・ホソバタイセイは
二年草ですが、花が咲き始めました。

タイセイの花



1年目には葉をロゼット状に生長させ、
2年目には花茎をぐ~んと立ち上げて、
茎頂きにとても小さな黄色の花が咲きます。

今は私の胸ほどまで伸びていますから、
大体1mほどの草丈でしょうか。

タイセイの草丈



現在はインド藍が使われることが多いため、
ウォードで染めることは少なくなっているようです。

確かに藍の色素の含有量は少なく、
2年目の葉には藍の色素がありません。

時期によって藍の色素が得られる時と、
まったく得られないこともあり、安定
して藍染めをすることができないのが難点ですね。

このウォードを藍染料として、また、インド藍の色止めのために
使用されているという文献を見たために、本当に色止めの役割を
果たすことができるのかどうか試してみたくなったわけです。

この辺ではキアイを栽培することは気候的に無理のようですから
インド藍は入手するしかなさそうですけどね。

タデ藍で染めるインジルピン、赤の色素は不安定で
堅牢度はあまりよくありませんが、ウォードで染める
ピンク系から薄藤色、薄青磁色、褐色と、タデ藍より
いろいろ染めることができます。

このタイセイのエキスを固めて保存してみたが
どこからどう見ても青の色素が入っているようには見えない褐色。
雌猫が縁側で転がして遊んじゃっているけど。

これを発酵させて建てると、藍染めができるはずですが・・・

もともと藍の色素の含有量が少ないのですから、
生の葉もたくさんないと、発酵建ては無理というものです。

それにしても2度発酵させないと青色染料が
取れないとは何とも面倒なことですね。




コメント


認証コード1366

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.0.5
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional