インド綿のガーゼ織ストールを灰汁精錬する
インド綿のガーゼ織ストールを灰汁精錬する
輸入業者が取り扱っているインド綿にもいろいろありますが、
今回はインド綿のガーゼ織ストール(94×170㎝)綿100%を
灰汁で精錬しました。
もともと漂白されているのですが、何分にも汚れもあるし
湯洗いだけではその汚れも落とせず、中性洗剤で煮洗いし
てもいいかなあと思ったのですが、木灰の灰汁を作って、
その灰汁で精錬した次第です。
特に房部分の汚れが目立っていましたね。
水からストールを入れたのですが、温度が上がるにつれ
精錬後の洗い不足だったことがうかがい知れます。
日本の染色専門店で販売されている染色専門の布などの場合でも
湯洗いしてから染めるもの、その基材によってはもう一度精錬を
しなおす必要があるものもあります。
いろいろな基材を染めてきましたが、やっぱり我が国の製造する
布などは、技術面においても世界で一番優れていると思います。
几帳面な特質が現れているんでしょうね。
まあ、ガーゼ織ですからとても薄く弱いですから丁寧に取り扱います。
気になっていた房部分の汚れもきれいになりました。
これからさらに前処理として染材を生かす
濃い染め処理を行って草木染に入ります。
この濃い染め処理もそれぞれの染材を
生かすようにしないといけませんよね。
この辺はやはり経験値ということにもなるかもしれません。
面倒くさい工程でしょ?
染色材料店などで取り扱っているインド綿のガーゼ織ストール
より幅が少し広くて価格も少し安いんです。