アップランド綿とオーガニック綿
アップランド綿とオーガニック綿
アップランド綿(Uplandcotton)はアメリカで生産される、
いわゆる米綿の中で圧倒的に多く生産されている綿の品種です。
現在はアメリカだけでなく南米、インド、アフリカ、ロシア、
中国などでも栽培されているようで、知り合いからいただいた
アップランド綿を畑の片隅に少し栽培してみました。
それと、リースの飾りについていたといってご近所の老女が
一つの綿花を持ってきてくれたので栽培してみました。
これもどうやらアップランド綿だったようです。
いただいた種は無農薬栽培だったかはわかりませんが、
ここで育てた棉は無農薬栽培でもちろん有機肥料というより
草木灰と米糠しか与えていません。
これだけでも十分満足するほどに育ってくれました。
自然放置状態でも適当に分岐してくれ、5本ほどの苗から
こんなにたくさん収穫できたんですよ。
一つの綿花でもボリュームもたっぷりですが、
種子毛は、色は不安定だけど青銅のほうが柔らかいです。
オーガニックコットンが好まれていますよね。
我が家は常に何でもオーガニック栽培といえます。
オーガニックコットンというのは、アメリカにおける
消費者運動の一環として生まれた有機栽培農業のひとつです。
ですから、有機栽培綿花のことなんです。
綿花そのものの性質や形状は通常農法による
綿素材とほとんどといっていいほど変わりません。
普通に栽培されている綿花も残留農薬の面では安全なんですが、
安全性よりも環境保護の面で評価されているということです。
アップランド綿の原産地はアメリカのテキサス、カリフォルニア、
アリゾナ、テネシーなどの南部諸州が中心だそうですよ。
ただし、その認定条件はさまざまな厳しい制約があるみたい。