藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

オオバコ・オンバコ・車前草

オオバコ・オンバコ・車前草

Tag: オオバコ オンバコ 車前草



各地の路傍、野原に普通に見かける多年草ですが、
どういうわけか庭に蔓延り、まるで原野のようです。

このオオバコの生薬名を車前草(しゃぜんそう)、
あるいは、車前子(しゃぜんし)といいます。

オオバコの花茎

子供のころは、摘み取ったオオバコの葉っぱのお浸しや胡麻あえなど
食べさせられた記憶が残っています。

多分、親が作ってくれたものは何でも食べた良い子だったはずですが、
好き嫌いがはっきりしたのは小学校2年の秋に転校した給食を食べてからです。

いたるところに分布するオオバコは、夏に全草を
採取し、よく水で洗ってから日干しします。

種々を採取する場合は秋に、水気にあてない
ように気を付けて採取し日干しします。

乾燥した種子・車前子を煎じて、咳止めに飲まされて…
時々飲んだふりしてわからないように吐き出すとちゃん
と見られていたんですね。

それからは、「誰もいなくても、ちゃんと神様が見てるんだよ。」
といわれ続けて大きくなった次第です。

むくみの時の利尿剤としても煎じた車前草の全草を飲むことも
できますが、このオオバコも1株を見逃すと細かい種子が風で
飛ばされ一面オオバコ畑となってしまいます。

今年も裏庭に数百株と数えきれないくらいに蔓延ってしまいました。



オオバコの全草には、アウクビン、プランタギニン、ホモプランタギニン、
種子には、粘液質のプランタザン、アウクビン、コリンなどが含まれているそうです。

オオバコの若苗をよく乾燥させてオオバコ茶を作ってもいいかもしれません。

庭に生えている雑草や路傍の野草には薬効のあるものがたくさんあるし、
野草はビタミンとミネラルの宝庫でもあるわけですからね。

人生半ばまで何とか無難に生きてこれましたから、これからは特に健康を
意識して、いつでも「今が調子いい」といえるように心がけたいですね。
今まであまり好きではなかった薬草茶も健康茶として、自分に合ったもの
を試してみようかなと思い始めています。

これも試し染めしたいけど、何分にも蔓延らせると大変なこと
になるため、ただいま目の敵にしながら引き抜いています。
そんなオオバコの若々しい苗をいくらか乾燥させてお試し中です。


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