椿・藪椿、花椿
椿・藪椿・花椿
椿は灰汁を作るだけでなく、花も葉も染料として利用できます。我が家では藪椿を増やし、もっぱら灰汁作りに利用していますが、花椿も2本ほどあります。花首が落ちることから嫌う人もいますが、私は侘椿が好きです。もう少し椿の本数がほしいけど、もう植える場所がないですね。
藪椿の花後、挿し木で増やした花椿が定植後大きく成長し見事に美しい花を咲かせてくれました。今年はなんだか小ぶりなような気がしています。
淀んだ冬の景色に椿の花一輪咲き始めるだけで、庭が明るくなりもう春の訪れを感じています。
この椿の花を拾い集めて絹を染めると赤味の色が得られます。しかし、この落花を拾い集めるのも大変難儀しますが、たくさん入手できる場合は、試す価値はありますよ。灰色味を帯びた肌色というか桜色に染まります。
また、椿の葉っぱも灰をとるだけでなく、染めることができますが、被染物に対して10倍量は欲しいところです。ツバキ科では、山茶花、茶、モッコク、サカキ、夏椿も染色に利用できます。
庭木の剪定をした際に利用なさるとよいでしょう。
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