藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

冬枯れた庭の寒さ対策とウィズコロナ

冬枯れた庭の寒さ対策とウィズコロナ

大寒波が降りてくるというので、もみ殻とササメの枯れ草を
利用して三月豆とニンニクの寒さ対策をしました。

もみ殻と乾燥ささめ



ササメも染められるのですが、刈り取り、根っこのランナーを
掘り抜かないと一面ササメだらけになってしまいます。
昨秋は、米藁も切藁も取れなかったので、ササメを刈り取っては
乾燥させて束ねておいたものです。

霜よけ、雪除けしないと、霜枯れるので。

寒さ対策した三月豆1



寒さ対策した三月豆2


12月に米ぬかボカシの追肥をしたのですが、
葉枯れが起き生長も芳しくないのです。

ニンニクにもみ殻


ニンニクにササメ


枯れた藍草は、細かく粉砕してそのまま堆肥としてもよいのですが、刈込ばさみが持てないので、1㎡ほど燃やしました。

その間、仕事場の排水溝から水を流しっぱなしにしたり、
バケツや角層に水をため込んでおきました。
雪でも降った場合、停電の可能性もあるから…

これだけでちょっと疲れていますが、
冬枯れた庭の甘夏が心を和ませます。
一つもぎ取って、みずみずしいか、それとも、
パサパサか、味見をしてみないと。

冬枯れた庭の甘夏


実はわが町には、梅林のある「坂田城跡」があります。

梅農家の方々が、出荷用に作っており、県内最大級という
のですが、それほどの規模でもなく、樹齢50年ほどのおもに
「白加賀」を中心に栽培しています。

我が家の梅は、明治時代からの老木ですから、
ちょっと若い梅ですね。



「坂田城跡」は、室町時代、千葉氏の一族によって築かれた
中世の城跡で、いくつかの「くるわ」で構成され、400年以上
築かれることなく当時の姿を残す貴重な城跡らしい。

毎年開催されていた坂田城跡梅まつりが、このままではあと10年も
もたないという危機感から、コロナ過前に町の観光協会の役員か
ら、この梅の剪定枝を利用したいということで、剪定時期に出向い
て、観光協会の役員や梅農家の方々とお会いし、とりあえず枝を
もらって、すぐサンプルを染め、お渡ししました。



私はめったに染色材料店から仕入れることはないのですが、
とりあえず、真綿紡ぎのストールとほかの材料店から竹布と
手ぬぐい地を各媒染剤ごとに染めました。

農家組合のお嫁さんたちは、興味津々だけど、高齢の組合員は
現状維持というより、後継者がいないのでやめたいかな?
って感じ。

そして、話も進まないうちにコロナ過で梅まつりは中止。

観光協会の役員は毎年剪定時期になると連絡があるのですが、
ある時、梅農家のじっちゃんたちでなく、元気なおばちゃん
たちがいないのという提案をして、商工会の婦人部の役員に
話をもって言った次第です。



コロナ過でも昨年は少しずつイベントも開催されるように
なったので、商工会の婦人部役員と観光協会の役員の人たち
に梅染を指導しました。

もし、梅まつりで実践するにしても薪を燃やすことはできないし、
屋内のイベントで実践するにしても小さな子供対象だからガスを
使いたくないというので、外の釜戸で染めたのですが、放冷染め
も指導しました。しかも時間がない。

私がいければよいのですが、いまはちょっと無理なので・・・

しかし、昭和を生きた75歳前後から80歳の事業家たち
ですから、気が利いています。
その中の一人が、とてもゆったりとして気持ちいですねと。



後日、同じメンバーで同じことをしていただき、
不安に感じた事や確認したいこと、感想を電話
とメールでやり取りして、この週末の子供たちの
イベントで実践することになりました。

それで、昨日9時の約束で梅の木のチップが足りないというので、
ごてっと取りに来て、もう一度工程の確認作業をした次第です。



帰り際、手荷物が重かったのか、布バックを忘れそうになった
ので、村山の手作りバックですねといったら、軽くて気に入って
いるけど、柄がちょっとね・・・と。

自分の着なくなった着物で作っている女性がいて、
もう着物もないし、買うと高いし・・・と、
悩んでいるらしいとのこと。

中古の着物もあんがい安く買えるし、下手したら貰えるかも。
もう少し、センスよく作れたら、マルシェに参加できるよね。

私も着物あるけど、服作りたいし、塩沢紬2枚は染め重ねる
予定があるし、着物の好きな子にあげたいし、妹もちょちょ
ぎって何か作りたいらしいから、あげられない。まあ、
アドバイスくらいならということで。



妹は、昨秋、またなんとから賞を受賞し、景品がミシン刺繡糸
らしい。毎年、受賞しては商品を貰って、雑誌とかにも載ったり、
全国展示されているようです。

出品して、賞をいただくのが楽しいみたい。



一日24時間は、万人にとって共通の賜物ですが、
如何せん身体は一つ、同日同時刻に違う場所に
行ける能力はなし。



昨日は、整形外科医からの電話を待って説明を聞いてから、
「きなこ」のために、マグロを買いに行きました。

広告でびんちょうマグロが安かったからです。
缶詰もドライもいろいろあるのに、恨めしい顔するだけ。

冷凍の柵を買って切り分けて、解凍してからひと切れあげると、
満足げに食べているではありませんか。

それと、真鯛のアラを買って。水煮にしてから冷ましてあげても、
汁を飲むだけ。ですから、大根やニンジン、小松菜やブロッコリー
のカリウム抜いてから、アラ煮を人間のために作りました。



排水溝のマスの蓋が1㎝ほど高く段差があるのが気に入らない
バジルのパパじいちゃんが、マスの周りを掘ってコンクリート
流してああでもないこうでもないとうるさくて・・・

鉄板買ってくるから、今から俺がやってやる・・・と。
このままだと、また壊されるし、何より排水溝のマスが
壊れる可能性もあると。

セメントはあるので、コテと重いセメントを土間奥から
やっとで外に出して待っていると、コメリに売っていな
かったとのことで、また、セメントをしまう羽目に。

大寒だし、寒波も降りてくるようだから、
梅一輪咲くまで待ってからお願いします
ということになりました。



それより、ちいちゃんの様子を見てよ。
娘家族が出て行ってから一人のはずだから、
夜も電気がついているかどうかを。

そして、真鯛のアラ煮と鮭の水煮と大根2本のお裾分けを。
いらねえぞとはいうけど、狭心症対策してあるし、荒れた胃
にもいいし、おいしいよと。

鮭の水煮は、「きなこ」といただきます。



染め三昧ができたらどんなに幸せか、でも、日ごろの「あり方」、禅でいえば、「作務」ということが、染め上がりを決めます。
粒子と波、縮小と拡大、化学だけでなく、科学、物理学になって
しまうんですね。

化学式は、まったくわかりませんから聞かないでください。

この間たまたまお電話をいただき、困ったくんとなりますが、
ウィズコロナの中での藍の普及活動に関して思うところが
ございまして、後日改めて記することにします。

自分の好きなように生きてはいますが、
なかなか思うとおりに動けないことが多くなりました。



追伸:私のご飯は、玄米がゆなんですが、「きなこ」は、
ドライも真鯛のアラも鮭の水煮も気にいらないみたい。
そこで、サバの味噌煮缶を開けたのですが、それも気に入らない。
なんと、冷蔵庫の前に陣取っています。今夜はマグロは無し。
そのうち諦めて、何かしら食べるかな?



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