藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

蓬を持参してもらって染める緑染め

蓬を持参してもらって染める緑染め

田舎だと蓬ぐらいはいくらでも生えています。
ただし、採取するタイミングがむずかしいんです。

空き地だけでなく、景観を損なう草ボウボウで枝葉も隣家や道路にはみ出していると、誰かが「迷惑」として役所に通報します。
すると、役所の環境防災課の人が現地調査して写真を撮って、それを添付して持ち主に送付します。

すると、自分で草刈りできなければ
誰かに依頼して草を刈り取るわけです。

それでは、農道には残っているのではと、散策して見つけておいても、数日後に行くときれいに刈り取ってあります。
農道の一部も、通学路になっている場所も多いのでね。

河川敷のほうはどうかというと、
区域のボランティアが一斉に刈り取ります。

他にも町内一斉清掃があり、その際に、一応全員参加が建前ですから、私も草刈鎌持って参加します。

蓬染めをしたいといわれても、希望日にうまく刈り取ることができなくて、先日は受講者に蓬を刈り取って持参していただきました。

まるで、行商のオバさんみたいに大きな荷物を抱えて、体が隠れるほどでした。

普通に蓬染めをしたのでは面白くないので、
抽出方法を変えて染めてみました。

本人はこのやり方で講習をしたいようなので、
ここに記することはやめておきます。



あんがいきれいな蓬でした。

蓬1



今回は、媒染剤は2種類です。

蓬染め1



ほんとうはもう少し染める時間を長くとりたかったのですが、
数人集めての講習をする際を考慮しながらの工程でした。

やっぱり蓬はアクがすごく出ますね。

それに時期的には、もう少し早い時期せめて5月の連休明けから半ばくらいまでのほうがもっときれいな色が出るはず。

庭の草の中にも染められるものがいくつかあるのですが、
染めたいからといって繁茂させたらそのあとが大大変です。

ササメも刈り取って試みたいところですが、
これは染めずに敷き藁の代わりにします。

草木染といってもいつでも染めたいものを染められるわけではなく、植物によっては染めやすい時期というものがあります。
人の都合に合わせて植物が生長してくれるわけではありません。



タイミングよく染めることができたら、感謝ですね。



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