藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

初雪とお便りに喜ぶ

初雪とお便りに喜ぶ

5日朝4時ころまで、藍の種を送るために封書詰めをし、
仮眠をとってから昼前に156名に返送しました。

さらに、作業し夕方暗くなり始めてから50通ほど
スーパーのポストに投函しました。

藍の種を詰めた封書1



まだ、はがきで申し込みの方、切手不足の方、種が取れなかった受講者に送らなければなりませんが、だいたい一段落したので、少し休んでからにします。

5日に投函した方からの連絡が入ったので、
明日あたりには、ほとんどの方に届くと思います。



また、昨年種を差し上げた小学3年生の男の子から
「ぼくのあいぞめ体けん2021」という作文とともに
一文字一文字とても丁寧に書かれたお礼の手紙も
入っておりました。

その作文は、作文コンクールにおいて小学校低学年の部で
優秀賞をいただいたそうです。
おめでとうございます。



作文を読ませていただきましたが、一昨年の藍の生育は芳しくなく、虫の被害にとても悩まされたようです。
それに懲りずに、昨年は虫対策を考えながら、再度藍の栽培に挑戦したようです。

1.虫よけになるマリーゴールドを植える
2.芽出しの時、不織布をかぶせる
3.虫がつかないようになるべく葉と葉が重ならないように植える
4.毎日の水やりで虫がいないか見る(特に葉の裏)
5.虫よけスプレイをかける

これだけ対処すれば大丈夫と思ったようですが・・・

なんと、虫よけ対策のマリーゴールドがナメクジの被害にあい、
1匹ずつ取っては離れた空き地に何度も繰り返し捨てに行ったようです。

それを見かねて、ご近所のおじいさんが、「バナナの皮を置くとすずなりにとれるよ」と教えてくれたとのこと。

そこで、「すずなり」という言葉が気になり、調べたそうです。
翌朝、「なるほど、こう言うことか」とおもうほど、ナメクジがびっしりとその皮についていたそうです。

梅雨時は、ナメクジが大量発生しますから、
あなたにも参考になるかもしれませんね。

意味の分からないことは、自分で調べる姿勢がとても素晴らしいですよね。



種を蒔いた時も、トロ箱の上に不織布をかけた際、不織布の意味もお母さんに尋ねたり、ネットで調べたりしたようですよ。

ご自分で調べようともしない依存の
強い大人も見習いたいものですね。



種まきからポット定植、さらに大きくなってからプランターへの移植、暑い盛りの水やりの苦労など、想像できるような書き方でした。

ご家族で何を染めるかも話し合って、Tシャッツ、手ぬぐい、ハンカチ、さらに藍の石鹸つくりも楽しんだようです。

作文も全て公開したいほどですが・・・

わからないことは自分で調べたり、聞いたりという姿勢と、
最後に、お世話になったご近所の方やおじいちゃんに
手作りの藍の石鹸をお裾分けし、とても喜んでもらえた
とのことです。

よかったですね。

ご家族も協力して藍を育て、ともに楽しみ、
さらにご近所さんとの交流もあって、藍が
家族愛だけでなく隣人愛にもなりましたね。



毎年、一部の方から、楽しんだ様子のお便りをいただくのですが・・・
今年のご報告を兼ねた喜びのお便りは格別です。



一昨年の晩秋からちょっと体調に変化を起こし、年末から正月にかけては、やはり、おかしいから病院の予約を入れようとしたのですが、コロナの関係でなかなか予約が取れず、3月になってからやっと検査することができました。

即検査入院となり持病悪化中でしたが、このようなお便りをいただき、頑張ったかいがありました。

今回の藍の種のお申込者の中には、内的障害、外的障害を持った方は、わかっている限りでは少なく、お一人です。

静岡の視力障碍者の方ですが、手で触れたり、香りを楽しんだり、無理のないように何方かにお手伝いしていただいて楽しんでいただきたいと思っています。

わからないことは、電話が入ることになっていますが、あなたの周りにも不自由を感じている人もいるかもしれません。困っていそうな方がいたら、声をかけてあげてくださいね。



それにしても6日の初雪は、想定したより早く降り始め、
この辺にしては降り積もったので、講習をスライドしておいて正解でした。

庭の雪景色1



雪が降る積もると、桜の木や梅の木の毛虫の発生が低くなるし、
何より空気が澄んでうれしく感じます。

もんちゃんがS美術館でも飼育している「メダカ」を
持参して、古代蓮の桶の中に入れたので、凍死していないか
ちょっと心配しています。

今は、厚い氷にもおおわれているんです。

メダカの桶



12月に桶の中を探ったところ、朱色のメダカを
見つけ安心していたのですけどね。

今朝は、だいたい雪は解けているのですが、

雪に埋もれたニンニク苗1

6日のニンニク苗は雪に埋もれていました。

雪に埋もれたニンニク苗2



咲いていた椿の花は、雪で傷み、「これ、私かな?」と

雪で傷ついた椿の花



思ったのですが、まだ固くしっかりとした蕾が
たくさんついているので、「あっ、これが私かな?」と、
思考変換をしました。

庭や畑の土も凍って滑りやすいし、
何より、仕事場の井戸水が出ません。

生活の中心である母屋の井戸は、日当たりのよい南向きに設置してあるので、めったに凍ることもないので不便はないのですが・・・

講習予約のある日は、前日から井戸水を
出しっぱなしにしておかないといけないかも。



藍の種の一粒は、とても小さいですが、愛情をもって育てれば、大人が両手で抱えきれないほどの大株となります。
そして、その葉や茎葉花も大いに利用でき、喜びをもたらしてくれます。

昨年12月にとてもショックな連絡が熊本の警察署から入りました。
憂いを通り過ぎてしまいました。

見栄や虚栄心、世間に負けないでいただきたい。

様々な悩みやトラブル、生活苦など大きな問題を、
ささやかな藍の喜びを拡大し、覆い隠し消し去る
ことができますように。



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