藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

ウォードの種がもちはじめました

ウォードの種がもちはじめました

草丈1mもありますから、強い風雨で少しなぎ倒されて
しまいましたが、ウォードの種がもちはじめました。

種をつけたウォード



ホソバタイセイともいうウォードは二年草ですから、
一年目はをロゼット状に生長させ、二年目に花を立ち上げるわけです。

二年目の花たちは春早くから花茎が伸びてきます。



この地上部の葉っぱを二度発酵させると、
青色染料が取れるわけですが、これがまた
なかなか難しいものがあります。

発酵させる要領はわかるのですが、
何しろ大量の葉が必要となるのです。

第一回目の発酵の際はそれほど大量になくても
何とか発酵しますが、第二回目の発酵の際には、
ある程度の分量が必要となります。



畑で大量栽培するとなると、繁殖力旺盛のウォードの
取り扱い方には気をつけないと、他の畑にご迷惑を
おかけすることとなってしまいます。

ひとりで管理することが不可能となるため、
ご迷惑をおかけしない程度の栽培で辛抱しています。



紀元一世紀のローマの政治家、プリニウスによれば、
ブリタニアの女性たちは、「全身をウォードで青く染め、
裸でいけにえとなった」、また、戦士たちは顔や体に
塗っていたようです。

それは、ウォードの葉の持つ止血と傷の治癒効果が
あったためと考えられています。

皮膚の潰瘍にパップとして用いられて
きたのもそのためのようですね。



この前はウォードの花、茎葉で煮染めをしましたが、
このウォードの種でも染めることができます。



コボレ種を調節して、毎年花が咲くようにしてあり、
やろうとすれば、夏の盛りには生葉も染められます。




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