ウォード(タイセイ)の種取りと生長記録
ウォード(タイセイ)の種取りと生長記録
梅雨に入る前からウォードの種取りをしましたが、
最後の数株分のうち完熟した部分のみ刈り取り、
あとは処分することにしました。
何しろ梅雨の晴れ間も終わり乾燥しにくいので、
カビでも生えたら困りますからね。
完熟一歩手前のウォードの種
種を持ったウォード
満開のウォードの花
花茎が立ち上がり始めたウォード
ウォードの株、花芽を持ち始める
小さなウォード苗
発芽したウォード
種の採取のため茎葉を刈り取った後の
株元には、新たに育っています。
ほったらかしで、余りてもかけていないのに
ほんとうに強い植物ですが、藍の色素の含有量が
少ないのが難点か。
ウォードがどのように生長していくのか
何となくわかるでしょうか。
種を差し上げた人から同じような質問が届きましたので
簡単に生長記録をここに記しておきます。
少し遅くなったのは、発芽したウォードの写真がなかったので、
種取り後にコボレ種で発芽するまで少し時間がかかりました。
ポットに種を蒔いて小さな苗となってから
移植してもよいですが、直播でもよく育ちます。
私は一番最初だけポットに種を蒔いてから移植しましたが、
あとはコボレ種で育った苗を間引きながら残しています。
ほったらかしでもよく育ち、肥料を与えた記憶がありません。
庭や畑の片隅でも、よく育ちます。
ウォードの葉には藍の色素が入っているのですが、
ほんとうにわずかな含有率だし、場合によっては
全く色素が入っていない時期もあります。
ほんとうに気まぐれで染めるにも時節を選ぶし、
予定通りにはいかない染となります。
欧州では、ウォードを発酵させて建てて染めた記録があることはあるのですが、詳細がよくわからないようです。
でも、わが国は発酵の文化ですから、
何となく作れそうな気がしますが、
含有率が少ないので、気が乗りません。
ですから、時折、ウォードの種を染めていますが、
今年は染める予定はないので、採取した種は保存しておきます。