冬の夜を楽しむ編み物
冬の夜を楽しむ編み物
終活もかねて実家の片づけもしているので義母の着物の整理を。
しかし、私の好む草木染や大島や牛首などが見当たりません。
どこへ行ってしまったのか、どうやら行方不明となりました。
モノによっては服にでもしようかと思っていたのですが・・・
訪問着などの柔らか物を仕分けして、
それぞれ妹に整理して全て送りました。
服などは好みもサイズも全く違うため、
すべて処分ですね。
それにしても、どうしてこんなに荷物があるのかと、
ほんとうにうんざりするほどです。
こちらの家の片づけもしているものですから、
予約のないときは、ほぼ掃除おばさんです。
手つかずの染め糸もたくさん出てきましたので、
昨年12月ごろよりは、草木染したモヘアで帽子や
ショールなどを編んで冬の夜を楽しんでいました。
後染め予定の紬糸でもショールも編み終え、
今は丁子染めの絹糸で表裏編みこみのショールを
編み始めています。
編みこみ模様をいろいろ試しながら・・・
ゲージを採っては、糸をほどきながら・・・
やっと模様が決まりました。
表裏編みこみにすると、脳みそがついていきません。
ですから、表編み込みにすると楽でした。
でも、好む模様ではないので、
やはり、表裏編み込みにすることにしました。
10数年ぶりの棒針編みですから、
なかなか脳みそが動かないのですが、
でも手だけは自然と動くのも不思議ですね。
老化防止には、やはり多少頭を使うのがいいようです。
10数年前に染めた丁子ですが、
いまだにかすかな香りを残しています。
仕上げたら、丁子の匂い袋を作り、
香りを移す予定です。
本なども整理しているため、ペラペラとめくり始めると
じっくりと読み込んでみたり・・・
それから、また丁子染め絹で表裏編みこみの棒張りをすると、
やはり、脳みそがすぐにはついていきません。
笑ってしまうくらい、脳みその働きが遅いです。
しかし何度も繰り返しているうちに、
どうやら模様が脳みそに焼き付くようです。
でもまだ60㎝ほどしか編めていません。