藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

まいたものは自分で刈り取る‐必然の法則

まいたものは自分で刈り取る‐必然の法則

大雨、雷、強風、洪水と波浪まで警報が発令されました。
「やれ、畑が・・・田んぼが・・・川が・・・心配だ」と
ご近所の独居老人が電話をかけてきました。

長靴はいても無駄、傘さしてもう無駄ですから、
頭に水をはじくフリースをかぶり、足元は素足
でビーチサンダルはいて家に尋ねました。

ササゲを蒔いたけど、ああでもない・・・
こうでもないとか、サバの味噌煮がああだとか、何とか・・・



間違っても畑や田んぼ、ましてや川の様子を
見に行くような真似はしないように。

この低気圧が無難に過ぎ去るように、祈っていれば?と。

昨日の作業と雨がひどくなる前にした作業の話をし、
買い物は明日にすると言っておりました。

お天気が崩れ心配事があると、人間というのは不安にもなり、
会話する人もいないと寂しいのでただ聞いてくれればいいだけ
のことです。



土曜日にご近所の老人がお風呂の中で亡くなっていましたが、
いつ亡くなったのかがわからない状態でした。
この近くで亡くなってから発見されるまで数時間から半日も
わからないということが3軒もありました。

独居老人なら仕方ないかもしれませんが、
家の中には妻がいるはずですのに残念です。



独居老人の家には民生員が訪ねてくれますが、
今のところ自分のことは自分でできますし、
ずっと人生まだ半分過ぎと思っています。

最後の最後まで自分のことは
自分でする喜びを味わいたいと思っています。

一人が寂しいと思うと心がやんで病気に
なったりする傾向が強いようです。

ですから、家の中ですること、外ですること、
人との交流、やりがいのあること、ひとりを喜ぶこと、
などあれば、寂しくて弱いに達することはないですよね。

合間に庭の藍の様子を見て、念のために三月豆に
篠竹の支柱を多くしたのですが、なぎ倒されそうです。
少しだけ豆を収穫して今夜のおみそ汁の具にします。

昨日、直播苗を発送したので、同じものをカモマイルを抜いた後に
間隔を少し狭めて植えましたが、恵みの雨となったようです。

藍の直植え

ほかの藍の苗もなぎ倒されていますが、元気そうです。

雨の中の藍草



自分がしたことは自分に返ってくるとよく聞くと思います。
どんなに時間がかかっても、自分が忘れていても、必ず、
返ってくるものです。

まいたものは自分で刈り取らなければならない。
因果律、または、必然の法則、原因と結果の法則
と呼ばれています。

何かを行えば、必ずそれに対応した結果が生じるものです。



藍の種を蒔けば、その芽が出て、追肥をしたり、水を与えたり、
天の恵みの陽と雨により、大きく立派な大株となり、やがて収穫
となります。

肥料も与えず、水も与えずだとどうでしょうか。
いい結果も悪い結果も、自分が種をまいているのです。

藍の種をまいて、ヒマワリの花が咲くわけではありません。
時期がくれば、可憐な藍の花が咲き誇り実を結びます。



人間も同様で、藍の種を咲かせたければ藍の種を蒔き、
藍の種を蒔いたつもりでも、別の種を蒔いていることは
よくあることです。

自分の行いをよくみてみましょう、
と、自分にも言い聞かせます。



しかし、因果律では説明できないこともあることは確かなんです。

量子論の「非局在性」です。
この非局在性とは、遠く離れていても、
あるつながりを持っている状態のことです。

これはベルという科学者が証明はしましたが、
どのようにして起こるのかは今現在はわかっていないようです。

因果律というのは時間がかかっても
必ず返ってくるということです。

これは桶の中に布を入れてすすいだり、
洗ったり、染めたりしていると、時折経験
することで説明がつきます。



量子レベルでは、自分がおこしたことが、自分から離れた
ところに瞬間的に影響を及ぼし、そこから、非局在性により、
自分に影響が直ちに起こる可能性もあるという。

難しい科学的なことでの証明ではなく、
自分の言葉は自分にかえると考えれば
説明は簡単です。

言葉というのは、口からでる空気の振動ですが、
単なる空気の振動ではなく、人の心がでているわけです。

心の情報の一部が、波動関数として現実にあらわれます。

その波動関数は、原子に作用することができ、
脳の原子の一部に刺激を与えます。

そして脳から電気信号が神経を伝わり、
口から空気を振動させて音が発生し、
その音が声として伝わるわけです。

口から出る言葉は、七千五百分の一から
一万二千分の一秒間に電気信号が神経を伝わり、
次の言葉となっているといわれています。

まあ、年齢を重ねますと、次の言葉が時折行方不明
になることもしばしばありますので、脳のシナプスを
もう少し発達させなければなりませんね。



口から出る言葉は、空気の振動でありながら、
心の情報の一部が含まれている言霊のようではありませんか。

万葉の時代から、
大和の国は言霊の幸わう国
といわれていますからね。



誰でも心の情報を含んだ言葉は、周囲に広がり、
最終的には反射して自分にかえってきます。

ただし、心の情報とはいっても心のエネルギー状態や
途中の状態、受け手側の状態によって変わりますよ。

いずれにしても、まいたものは自分で刈り取る必要が
ありますから、どうせなら、人類、いや、宇宙全体の
進化に貢献できるようになんて大げさなことを言いますが、

小さな共同体である家族の中でひとりの笑顔は
ほんわか~と幸せにし、学校に行っても会社に行っても
周囲に幸せ感を伝達させるのではないでしょうか。

自分でまいたものによって、よい報いが得られますように。




コメント


認証コード5222

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.0.5
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional