藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

枯れた藍草の始末

枯れた藍草の始末

藍を植えるのに畑の準備をどうしたらよいのか、
と尋ねられることがあるのですが、藍はもともと
単なる草ですから、それほど心配することはないのです。

いつもは年末までには後始末が済んでいるのですが・・・

冬枯れた藍草



2018年度の藍は主に竹藪の跡地で栽培しました。
山砂だし、どれだけ肥料をすきこんでも芋と豆くらいしか
収穫できなかった場所でしたが、数畝ずつ試栽培し続けた
結果、大丈夫だろうと判断し、栽培してみました。

しかし、雨不足で散水に難儀したため、
今年はまた西側の畑を中心に栽培するつもりです。

追肥をするにも重い肥料をかかえて
歩く歩数がほんの少し多すぎました。

それと自然の雨だとそれほど土は固くならないのですが、
地下水を撒いていると、だんだん土が固くなってしまうのです。

いろいろ忙しいので、できるだけ天候をみながら、
効率的に楽しめる範囲での野良仕事をしています。

まあ、いかに手抜きできるか常に考えているんです。

年を重ねるごとに土を耕すのが辛くなりますから、
できるだけ無耕転にできるように、今年はできるだけ
バクテリアさんに活躍していただくつもりです。



切り藁を敷いて、米ぬかをふり、
納豆のパックを置き、納豆菌が発酵するか
一部で実験しているのですが、何分にも
気温が低いですからどうでしょうか。

納豆菌発酵実験



しかし、気温が低くても米のとぎ汁を利用して
何とか乳酸発酵させられますね。

米のとぎ汁の乳酸発酵1

米のとぎ汁の乳酸発酵2



米をとぐたびに作っているので、春までには
かなりの分量ができそうです。

二番とぎ汁などはバケツの中に入れ、食べた納豆の容器を入れて、
納豆菌も発酵できるのではないかと思っています。

米のとぎ汁の乳酸発酵3



表面の土は固くなってしまいますが、
有機物も多いのかミミズが多いので、
この数年はモグラがかなり入り込んでいます。

このモグラがUターンするようなことを
工夫しなければなりませんね。
彼岸花や水仙などの毒のある球根じゃダメなようです。



北側の枯れた藍草をすべて抜き、小さなやまにして積み上げ、

枯藍を積み上げる



カサカサに枯れた茎をスコップでたたいたり、踏みつぶしたり、
できるだけ茎は細かくし、根部分は大きな穴を掘って埋めました。



9月にもみ殻燻炭を作った際に、藍の畝間にかなりの量の燻炭を
入れてあるので、藍根を抜き取った際には、土と燻炭もある程度
混ざり、今のところ天地返しもする必要もなく、余分な虫はスズメ
や野鳥が食してくれています。

もちろん、コボレ種もかなり食べているようですね。

枯藍を抜き取った畑 



ここには、やはり芋類を栽培することとし、
ジャガイモを植える前まではところどころに
出ているササメの根っこ堀ぐらいか・・・

それにしてもかなり冷え込んで、小雨が降り出したので
少し米ぬかを振って、野良仕事は中止ですね。




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