亜麻布と綿布を染める準備をする
亜麻布と綿布を染める準備をする
綿布のくくり絞りの藍返しをしているうちに、
新たに重ね絞りのイメージが膨らんできました。
今度は麻を絞りたい・・・
でもイメージした麻布がなかなか見つからないので、
手元にあるイメージしている布よりほんの少し厚地の
亜麻布を晒すことにしました。
亜麻布の藍染めの服を着ては洗い、着ては洗いを
何度も何度も繰り返し、10数年も過ぎてくると、
何とも言えないしなやかな布となります。
白灰の灰汁で精錬して、重ね絞りを繰り返し、
10数年後に、イメージした布になればいいと
思えるようになり始めたんです。
そこで、亜麻布をカットして、切端をからげておきます。
一応、2着分を準備しています。
白灰を作り上げるのに一日かかり、一番灰汁つくりに一日、
二番灰汁つくりに一日、亜麻布を一晩灰汁に漬け込んで、
その後、精錬に・・・
それから、しぼり始める予定です。
精錬ついでに、綿布も30mほど精錬することにしました。
この作業があんがい力仕事のため、氣が入っていないと
腰が重くなってしまうのですが、暮れも迫るというのに
やる気十分で、何を染めようか悩むのも楽しいものでした。