藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

スクモ藍のアク建てで染める

スクモ藍のアク建てで染める

少しずつ溜め込んだ藍の乾燥葉でスクモを作り、
灰汁建てした藍液で布などを染めました。

梅雨時は葉を一枚ずつ契り取り乾燥させたのですが、
その後は茎葉ごと乾燥させて、広げたシートの上で
足踏みしたり手で揉みこんで葉を粉砕させました。

合間を見乍ら混ざりこんだ乾燥茎を取り除くのは面倒ですが、
保存ケースの中に入れておくと、ちょっとした時に5分とか
目立つものだけど取り除くとか、まめに取り除きます。

今年は木灰を作っている時に、急に空模様が変わり雨とかで
必要量の灰が作れず、不足分は濃い藁灰も利用しました。

灰や灰汁つくりもひと仕事で、手間暇がかかります。

すでにWEB受講者からスクモ作りを
始めている旨の連絡も入っています。

かなり大量の乾燥葉を取ったようで、
スクモも売るほど出来上がるのではないでしょうか。



広幅の綿布は絞りの藍返しや無地染めがメインでして・・・
Tシャツやストール、すでに着込んでいる服も染め重ねました。

藍染めした布1



Tシャツなどは染め上げた後の水洗いで、
スクモ藍のアクはかなり抜けますが、
分量があるため布はそうはいきませんね。

藍染めした布2

この染布はくくり絞りでして・・・
それに藍返しをしているわけです。

広幅の布のくくり絞りですから案外大変な作業ですが、
先日、技法の集中講習に来訪した人には、くくり絞りと
似た柄が出せる技を教えておきました。

仕上がったら写真を送ってもらうのが楽しみです。

藍染めした布3

染めては休ませ、染めては休ませと、
繰り返しながら染め重ねてますから、
アク抜きは洗濯機を利用します。

藍染めした布4



縁側に干した染布の出来上がり具合は、「よい!」が
この雨が上がったら、まだ染め重ねるつもりです。

だんだん気温が低くなってきますので、
スクモ藍を使い切ってしまいます。



自前のキアイの泥藍を制作した人がおり、
今度はキアイの泥藍の粉末の試し建てをする予定です。

ハイドロ建て、灰汁建て、石灰建て・・・と。
気温が低くなってくるので保温しながらですね。



それと、ある植物の根っこ、
生の根を発酵させたいと思っています。

そして、それで綿を染める。

まず、問題がありまして・・・

生の根っこの入手が難しいこと。
日本の気候で発酵させられるかどうか。

これは生徒に指導して、私の代わりに
試してもらうしかないかもしれません。




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