綿のストールの放冷染めと常温染め
綿のストールの放冷染めと常温染め
染まりにくい綿のストールをしっかり染めるために
放冷染めを繰り返すこと3日間、4日目に仕上げをしました。
また、受講者さんがシルクの常温染めをするというので、
私も綿の常温染めを試してみました。
煮出して煎じた染液をわざわざ冷まして常温にして、
それからムラにならないように静かにくくりながら
染めてみました。
もちろん、前処理済みの綿のストールです。
それ程、染料が入っていかないのではと思ったのですが、
予想に反して、よく染まりました。
染料の煮出し方は同じですが、
染め方によっては、色素の吸収に差が出て
それぞれ微妙に染まり具合が違いました。
いままで、染まりにくい綿をあえて常温染めなど
してみようと思ったこともなかったのですが、
新たな発見があり、受講者さんに感謝せざるを得ませんね。
検証するよいチャンスを頂きました。
光線の具合で染まり具合が薄く見えますが、
実際にはもっとかなりしっかりとした色です。