タデ科のスイバ、ブロードリーフ
タデ科のスイバ、ブロードリーフ
丈の長い茎には新緑の矢形の葉をつけ赤緑色の花穂を
立てるタデ科のスイバは、ブロードリーフとも呼ばれます。
子供のころはお菓子などのおやつなんてめったに食べることは
できないため、近所の子供たちと一緒にスイバをよくかじったものです。
同じタデ科のルバーブやギシギシなどと共に葉でも染められます。
葉や葉柄で染めると黄茶系を染めることができますが、赤みを帯びた綾のある柄と葉から、灰青色が染まることがあります。
しかし、根だけを染めるとしっかりとした黄色染料が取れます。
散策すると、神社の境内には、いろいろな草が生えています。
これらスイバもスコップで掘り上げることができればよいのですが、
神社総代にお願いしても果たしてよい返事を頂けるかどうかは疑問です。
単に少しだけ試し染めをするならまだしも、糸や布を染めるとなると、
大量に必要となるため、集めるのも大変ですね。
それにしても見事な花穂ですよね。