藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

藍の茎葉の浸し染めしています

藍の茎葉の浸し染めしています

Tag: 浸し染め 綿



藍草には、青、赤、茶の色素が含まれています。
藍の生葉染めの場合は、青の色素で空色を染めたと思いますが、
藍の茎葉を煮出して染料を作り、浸し染めをすることができます。

この間から前処理していた木綿を染めています。

藍草で綿を煮染めする



茎の赤みが深まっている晩秋の霜が降りたころの藍の茎葉です。

晩秋の藍草



これらの藍の茎葉を刈り取ります。



1回煮出した藍の茎葉を捨てて、新しく藍の茎葉を煮出して
染液を作ることを3回繰り返し、なるべく濃い染液が必要でした。

その間、収穫の残り、根ショウガがまだ少し残っていたんですね。

晩秋に掘り出した根ショウガ



エビス草の茎も刈り取って処分です。

晩秋に刈り込んだエビス草



これもまだ小さな花も咲いていたり、さやもついているから
染めようと思えば染めることができますが、やめておきます。



何しろ3回も染液を取るわけですから、時間がかかりますよね。
晒したほかの綿布も干しちゃったし、何もしないでじっとして
いる時間がもったいないですよね。

だから・・・



サツマイモを蒸かしてアルミで包んで、火の中に入れます。

熾火の中に入れたサツマイモ



もちろん、熾火を利用して七輪でお湯も沸かしています。



椅子を持ってきて、火の番をしながら久しぶりに読書です。

火の番をしながら本を読む



時折、飛行機の騒音はあるけど、本当に静かで、離れた県道を
通る車のエンジン音が響いたり、鳥の鳴き声が聞こえるくらいです。

焼き芋ができたころにはお湯が沸き、コーヒーを入れて飲みました。
もちろん、そばでバジルは私の監督をしていましたよ。

火の番を共にするバジル

バジルは犬女のお病気のため、ちょっとナーバスだし、
食欲もないけど、それでも焼き芋の催促をしますね。

綿は本当に色素の吸収が遅く染まりにくいため、
染液に浸しておく時間を長くしなくてはならないので、
暗くなってからは一晩染液の中に浸しておきます。

何も前処理をしないよりは、しっかり染まっていますが、
それでも色素の吸収は悪いので、続けて染め重ねる予定です。

当分の間屋敷周りの片づけと、綿布の灰汁精錬と下処理、
草木染と続きそうですが、のんびり日向ぼっこして本を
読みながらできたらいいなあと思っています。

そして一晩浸した綿布を見ると・・・

黄味がかった黄土色だけど、
今日も染液を熱して染め重ねています。

ちょっと風が強くて、日向ぼっこはできないのが残念ですが、
木綿を染める時は特にゆったり気分で染めています。

日ごろの暮らしを知りたいというので、
こちらにも同居のバジルに登場してもらいました。




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