木綿を濃い染め処理をする
木綿を濃い染め処理をする
灰汁で精錬しなおしたタイ木綿を草木染するために
下処理として濃い染め処理をしました。
このタイ木綿は注文すると、その時々で晒し布だったり、
未晒しだったりして、微妙に風合いも違ってます。
今回のは晒してあったんですよ。
でも灰汁で精錬しなおしておきました。
今回染める予定の藍草の茶色の色素も
それほど濃い色には染まらないんです。
もともと植物繊維だから染まりにくい木綿の下処理を
どうしようか少し悩んだけど、タンパク処理することにしました。
80℃で30分ほどの処理だけど、その間は棒で布を撹拌しながら。
これをきちんとやらないと、イラついたり、ムラになってしまう。
灰汁で精錬して、濃い染め処理をしてから、
やっと、染料を煮出して染に入ることができます。
未精錬の木綿だったら灰汁での精錬を何度もやらないといけないし、
念入りにすすぎ洗いもしないといけないんです。
精錬で重要なことは、よく濯ぎ洗いをすることなんです。
さらに濃い染め処理も均一になるように、
布を広げるようにしながら撹拌しっぱなし。
豆汁じゃないから、処理後はすぐにでも
染めることができるのは楽ですね。
でも遅くなったから、染料を煮出すのは明日です。