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破竹の勢いとはいうけど、見えざる竹の奮闘

破竹の勢いとはいうけど、見えざる竹の奮闘

Tag: 破竹の勢い 竹の根



は一節を割ればあとは一直線に割れることから、
物事の勢いが激しく、とどめることができないさまの場合、
例えば「破竹で勝ち進む」というように使うようです。

勢いがあまりに激しく止めようのない状況、
誰にも止められない快進撃を続けることだそうです。



でも実際の竹には、一向に背丈が伸びず
生長しない日々があるのをご存知でしょうか。

マキの生垣から聳える孟宗竹



竹の根は大木のように地中に何十メートルも深く深く根を
潜らすわけではなく、横に張りめぐらされます。
しかも土の柔らかいほうへ柔らかいほうへとまるで
高度なネットワークを構築するかのようです。

実際竹の稈は10~20mほどの高さになります。

それだけ高く生長するわけですから、
しっかしとした根が必要となります。

まず、しっかりとした根を張ることによって、
背丈の高い稈を支える土台をつくっているわけです。

そしてしっかりとした土台ができた途端、あとは、
一気に目に見えるようにぐんぐんと生長していくのです。
早いときで1日に1mも高くなることがあります。

それだけの急生長しても、稈が20mになっても、
根がしっかりしているから、めったな強風でも
簡単に折れるということはありません。



今日のような低気圧が過ぎ去ったあとの暴風に
大揺れしていますが、折れることもなくしなやかです。

竹も最初の数年は、土からでて生長しているのを確認できませんが、
実際には目に見えない地下で根を張り巡らし生長しています。



もしかしたら、これはあなたが今やっていること!
チャレンジしていることにも当てはまるかもしれませんね。

頑張っているけど、よい結果が得られない。
ぜんぜん成長・向上している気がしない。

なんて思っていませんか?



だけど、今うまくいっている人も最初からうまくいっていた
わけではないということを忘れないでください。

1年どころか、2年、3年、いや、それ以上苦労して、
努力し続けていたのかもしれません。



竹は目に見えないところで生長するために、
土台作りをしっかりとやっているわけです。



すぐにあなたの望む結果は出ないかもしれませんが、
焦ることなく、折れることなく、継続していくことによって、
1年、3年、あるいは、5年後に一気に成長・成功しているかもしれません。

長く感じるかもしれませんが、人生における
1年や3年、5年は決して長いものではありません。



土台である基礎がしっかりしていれば、ちょっとやそっとのことで
へこたれることもなく、世に倒されることもありません。

目的を決めたら、竹のように土台作り、基礎をしっかりやることで、
あなたの夢や目的に近づき成功することができるようになります。

何事も基礎が肝心ですよね。

ちなみにわが庭に時々芽を出すハチクやシノ竹は、憎き敵のごとく、
芽を切り、時には土を掘り起こし根絶やしにしないと悲惨な状態となってしまいます。
時に穴を掘る深さも1m以上になることもあるほどです。

それでも人の目の届かないところで生長しているから侮れませんね。(笑




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