藍を種から育て藍染めを楽しみ、身近な草木から自然の色を染める。藍や草木染めの染色の基礎を知り・学び、創る喜びを共に。

小鮒草・コブナグサ・刈安

Tag: 小鮒草 コブナグサ 刈安 黄色染料


小鮒草・コブナグサ・刈安



一般的に原野などに生えている一年草の草・小鮒草(コブナグサ)、別名・刈安(かりやす)ですが、我が家は原野も同然なのでところどころにこのコブナグサが生えてきます。

小鮒草

これもほっておくと一面がコブナグサだらけとなってしまうし、コブナグサで染めるとすれば、大量に必要となります。

刈安は古くから染料として利用されている堅牢度も高い染料となる草です。黄八丈といえばご存知かもしれませんね。黄八丈の黄色染料として用いられているため、八丈刈安とも呼ばれています

黄八丈の糸染めは、それこそ刈安を煮出して染料をとっては糸を浸し染めすること1か月ほどかかります。1か月間毎日染料を煮出しては糸染めをするってことですよ。ほんの数回糸染めをしただけではあの深みのある黄色を出すことはできませんね。

9月頃には花穂が出始めるので、ちょうどそのころたくさん採集して染めるといいですね。

今の時期は目の敵にしながら、この小鮒草を抜かないと蔓延って大変なことになってしまいます。それでも抜ききれない小鮒草が残るはずだから、夏のころからなら刈り取って乾燥させて保存もできると思っています。



主な染料・草木植物へ戻る




powered by HAIK 7.0.5
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional